今回は、我が家から数百メートルしか離れていない、札内川(さつないがわ)の川原で、石を積んで原始人の石窯を作り、
ナンを焼くというとても楽しい企画に挑戦です。
先ずは、地面にせっかくの熱が逃げていかないように断熱をします。
乾いた川砂を、石窯設置場所に平らに敷き詰めます。
更に断熱効果を上げるため、石を置いて・・・
その上に、薄くて平らな石を置きます。
本当は、1枚の石が理想ですが、そんなものはなかなかありませんので、今回は2枚にしました。
この石が、石窯の床になります。
周囲を石を積んで壁にしていきます。
なかなか大変な作業で、かなりいいところで崩れたりします。
本当は、土(粘土)を石と石の隙間に詰めていくのですが、近くに粘土が見つからなくて、砂で代用してみました。
天井部分を積上げるのは難しいので、焼肉用の金網をのせて、その上に平たい石をのせます。
断熱用に周囲に乾いた川砂をかけます。
流木の中に、白樺の木がありまして、その樹皮を剥いできました。
これが、天然の着火材でして、強く、良く燃えるんです。
川原に落ちている流木を拾ってきて先程の白樺の樹皮で火を点けます。
川原って本当に良いところです。
石窯の材料がほとんど揃っています。
このまま、2時間くらい火を焚いて、石窯の石に蓄熱させます。
その間、川遊びを楽しみます。
息子は、長い棒を拾って釣りの真似です。
変わった川の中の生物を捕まえたりもしました。
川原って勉強になるなぁ~!
みんな待ちきれなく、腹ペコだったので、1時間半位で灰を出して、ナンを焼く準備に取り掛かります。
このときは、とてもよい感じでした。
でも、隙間を粘土でふさいでいない天井の石の隙間から、断熱用の川砂が、さらさらと窯の内部に落ちているではないですか!!?(ヤバ!
)
自宅で仕込んできたナン用の生地を暖かい場所で20~30分かけて2次発酵させます。
2次発酵させた生地をナンの形に薄くのばして、石窯に放り込みました。
なかなかいい感じで焼けています。途中裏返して6~7分で焼きあがりました。
ダッチオーブンで作ったキーマカレーと一緒にいただきま~す!
苦労した甲斐があっておいしかったです。
でも、砂には苦労しました。
次回は、絶対粘土を探そうと思いました。
先週は、十勝も夏らしい天気が続き、DIY雑誌 ドゥーパ!から依頼されている
4ページの原稿を作るためにキャンプで楽しめる即席石窯の作り方の撮影を
素晴らしい天気の中で無事に終了しました。
これは、原始人の石窯の改良版です。
朝から妻に必要な資材を車に積み込んでもらい、ひとりで食材などを
買出しに行ってきました。
すっかり車椅子での買い物も慣れてきました。
私ひとりでは、とても石を運んだり、粘土を運んだりできないので、
DIYとアウトドアの師匠である中川さんに手伝ってもらいました。
午後1時半に清流札内川の川原にカメラマンと私と中川さんが集合し、
いよいよ石窯の製作を開始しました。
私は、車椅子と松葉杖を使って移動しますが、
物を運ぶこともできず、ほとんどを中川さんにやっていただきました。
本当に感謝です!
私がイメージしていた設計図通りに順調に石窯が組みあがっていき、
1時間半くらいで完成しました。
とっても趣のある、素敵な石窯ができました。
7時くらいまで骨付き鶏肉やピザ、パンなどを焼いたのですが、
石窯としての性能も充分な、良い窯でした。
プロのカメラマンによる素晴らしい写真も撮れまして、
4ページ分の原稿も書き終わりました。
写真と原稿のデータを東京に送って、今回の仕事は終了です。
ドゥーパ!にもっと詳しい製作方法の原稿を送っていますので
ここには掲載できません。ご了承ください。
なんといっても、石窯を材料費1600円程度で、1時間半でつくってしまう
とんでもない製作レポートですから!
みなさんも、キャンプでぜひ試していただきたいと思います。
次回号の発刊が楽しみです。
みなさん、お待たせいたしました!
遂に、DIY実践塾オリジナルの石窯製作マニュアルが完成しました。
この石窯製作マニュアルは、2007年10月号のDIY雑誌「ドゥーパ!」に特集として紹介させていただいたものを、さらに詳しく、
写真をふんだんに使って、19ページのボリュームに作り直したものです。
完成を記念して、少しの間、無料でお配りすることにしました。
下記から、無料でダウンロードができます。ぜひ無料の今のうちにご覧ください。
http://daisuke.bz/diy/signup.html
数ヶ月後には、内容をもう少し調整し、図面も書き足して1000円程度で販売しようと考えています。
ちなみに、あなたは、石窯ってご存知ですか!?
一般的には、石や煉瓦などを用いて造ったオーブンで、内部で薪を燃やして窯内部に熱を蓄え、その余熱(輻射熱)で調理するものをいいます。
遠赤外線効果で、中までしっかりと熱が通るので鶏の丸焼きも失敗知らず。食材の出し入れ時に窯の内部の温度が下がらないので、
イタリアンピザなどもパリッと焼き上がります。
こんな素敵な石窯をキャンプに持って行きたいって思っても、持ち運べる重さではありません。
そこで、私の師匠である中川裕之さんと一緒に、最小限の道具と資材を持って行けば造れる石窯造りを伝授します。
しかも、たったの1時間半で完成しちゃう凄い方法、材料費もたったの1600円ほどで出来るのです。
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