丸鶏の薬膳粥
丸鶏から染み出る極上のだしが最高のお粥を作ってくれます。
柔らかく煮込まれたとろけるような鶏肉とともに召し上がれ!
五穀米の素にクコの実なども入っていると、本格的な薬膳粥が手軽にできます。
<丸鶏の薬膳粥>
所要時間 約1時間30分
材料費 約1600円
<用意するもの>
ダッチオーブン (大) 1台(ステンレス製がおすすめ)
ガスコンロ または、薪・木炭 適量
<食材>
米 2カップ
水 3リットル
五穀米の素 2/3カップ
丸鶏 1羽
ニンニク 2片
ショウガ ニンニクと同量
塩コショウ 少々
青長ネギ 3本
スーパーで発見したのですが、薬膳粥の素です。
五穀にクコの実が入っています。何だか本格的です。
これを加えるだけで、お粥が薬膳粥に変身します。
一袋400円弱でしたので、あなたも探してみてはいかがでしょう。
塩も天然塩を使いましょう。
精製塩にはない、奥深い旨みがありますよ!
このお粥は、夜に作って、残りを翌朝に食べるのもなかなか美味しいですよ。但し、 鋳鉄製のダッチオーブンに一晩入れっぱなしにしていると、鉄分の影響で、黒くなったり、鉄臭さが移るので、食べきれない場合は、 別の鍋に移さなくてはなりません。
上の写真のように、煮込み料理には、ステンレス製のダッチオーブンの方が断然使い勝手が良いので、 皆さんも使ってみてはいかがでしょう?
私は、カレーやポトフなどで、かなり重宝しています。
<作り方>
今回は、キッチンで調理している写真を掲載しています。
アウトドアでも火力に注意して調理すればもちろんOKです!
にんにくは、皮をむいて薄くスライスします。
ショウガは、皮付きのまま洗って。細く刻みます。
ダッチオーブンに水とにんにく、ショウガを入れます。
長ねぎを20cm程度の長さに切ってから、旨みが出やすいように、包丁をのせて、上から手のひらを押し当てて、つぶします。
白い部分は、上の写真のようにしてくださいね。
長ネギも入れます。
丸鶏は、おなかの中と表面をきれいに洗います。
手羽は、見た目を良くするために上の写真のように肩の関節部分に引っ掛けます。
もう一方も引っ掛けます。
足が下になるようにダッチオーブンの中に沈めていきます。
だいたい丸鶏が浸るくらいの水の量になっているはずです。
一度ふたをして、弱火でじっくりと煮込んでいきます。
火が強いと、肉の旨みがなくなってしまいますのでご注意を!
ふたをした状態で、フツフツと若干沸き立っているくらいの状態が理想です。
沸騰してしばらくするとアクが浮いてきますので丁寧に取り除きます。
アク取りをしっかりすると、澄んだきれいなスープができますよ。
このまま、時々アクを丁寧に取り除きながら1時間煮込みます。
煮込み始めたら米をといで、ざるに上げて水切りをしておきます。
お米は、玄米を使うとさらに薬膳効果が期待できると思います。トライしてみてはいかがでしょうか?
薬膳粥の素を用意しておきます。
量は、お好みで増減されてかまいません。
1時間煮込んだら、長ネギを取り出します。
にんにくとショウガは、若干残しておきましょう。
先ず、塩で味を付けます。若干薄味の方が健康的ですね!
コショウをお好みで加えます。
味が調ったら、米を入れます。
薬膳粥の素は、洗わずにそのまま入れます。
気になる方は、茶漉し器などに入れて、軽く洗うと良いでしょう。
ここから、さらにじっくりと煮込んでいきます。
美味しいだし汁がお米に染み込んで、最高のお粥ができそうな予感がしますね。
ふたをして、先程と同じように弱火で1時間煮込みます。
ダッチオーブンのふたの隙間に水の膜ができているのがご覧いただけますでしょうか。
これが、「ウォーター・シール」と言って、内部の水蒸気がふたの隙間を埋めて、内部の気密性を高めて、 圧力鍋効果を生み出しているのです。
1時間たったら完成です!
美味しそう!
お好みで、ゴマや刻みネギなどをかけてお召し上がりください。
時間は少しかかりますが、あまり手間がかからない料理なので、一度作ると病み付きになります。
受験生の夜食にもいいかもしれませんね。