ダッチオーブンの種類
ダッチオーブンは、形状により2タイプ
ダッチオーブンには、形状的に大きく分けてキャンプ用とキッチン用があります。
キャンプ・ダッチオーブン
キャンプ用は、キャンプ・ダッチオーブンとも呼ばれ、3本の足とふたにフリンジ(縁) が付いていて、ガスコンロなどがなくても、野外の焚き火や炭火をそのまま熱源として調理しやすいようにできています。 一般的にダッチオーブンと呼ばれるのは、キャンプ・ ダッチオーブンの方です。
キッチン・ダッチオーブン
キッチン用は、キッチン・ダッチオーブンとも呼ばれ、鋳鉄製の鍋であることは変わりありませんが、
基本は、キッチンのコンロにのせて使用しやすいように普通の鍋と同じような形をしており、足やふたのフリンジ(縁)は、ありません。
ダッチオーブンを、野外でのみ使用するのではもったいないです。
ダッチオーブンの優れた調理性能を毎日の食卓にも活用しない手はありません。
ダッチオーブンは、材質で3タイプ
ダッチオーブンは、基本的に鋳鉄製が一般的ですが、用途に合わせてアルミ製と、 扱いが容易な黒皮鉄板製のものがあります。
アルミ製のダッチオーブンは、 鋳鉄製のダッチオーブンの半分以下の重さで、塩や水に対する強さが高いため、 シーカヤックでの長期ツーリングで重宝します。鋳鉄製のダッチオーブンは、海水で錆びついてしまうし、鍋に作りおきができませんが、 アルミ製のダッチオーブンなら、 カレーやシチューなど翌日の方が美味しくいただけるものを鍋に入れたままにできます。
アルミ製のダッチオーブン
アルミ製のダッチオーブンの短所は、空焼きするとアルミが溶けてしまうことがあることと、 ふたが軽いので圧力鍋効果が弱い点です。ただ、圧力鍋効果については、ふたの上に重石を置けば大丈夫です。
黒皮鉄板製のダッチオーブン
黒皮鉄板製のダッチオーブンは、最近知られるようになってきた新しいタイプ。
そもそも黒皮鉄板とは、中華鍋などのプロ用の調理器具に使われている耐久性とメンテナンス性に優れた材質です。
鉄を高温でプレスする工程で鉄の表面に酸化皮膜ができ、汚れが付きにくく手入れが簡単なのが魅力。
雰囲気は鋳鉄製のダッチオーブンには敵いませんが手軽に使えるので面倒な手入れが苦手な方に最適かもしれません。