移動可能な石窯で、ピザを焼いてみる!
先日、知人に誘われて、 石窯でピザを焼く集まりに参加させていただきました。
帯広市内を北の方に30分くらい走ると、万年(まんねん)という田園地帯の小さな集落があり、 廃校になった小学校の跡地を社屋として使っている地元でも有名な造園会社があります。
そこのグランドを借りて、十勝をピザ立国にしようというボランティアの有志が帯広の街中で、
日本一長い40mピザを、
石窯で焼くイベントのための予行演習をやったのです。
どこからか運び込まれた長さ1mほどの大谷石(おおやいし) 12本を単純に積み上げて即席の石窯のできあがり!
2つの入り口を設けて、その中で薪と木炭を2時間くらいガンガン燃やします。
大谷石は、非常に変わった石で、小さな気泡がたくさん詰まっている組成なのか、大きさの割りに非常に軽くて、 蓄熱と断熱効果に優れているようです。厚さ20cmほどの石で内部は、凄い熱になっているのですが、外側を触ってもひんやり冷たいんです。
燃えが悪いので、煙突を持ってきて差し込みました。
すると、不思議と煙が煙突に吸い込まれて、よく燃えるようになりました。
この日は、スタッフの方が、ピザ生地をこねて、イタリアントマトを煮詰めた本格的なピザソースも作りました。
この生地を湯せんで温め発酵させると、ボウルいっぱいまで膨らみます。
珍しいグリーントマトとフルーツトマトも用意しました。
厨房の作業風景です。
なぜかノスタルジックな気分にさせられます。
暗くなるにつれて、関係者がたくさん集まってきました。
20人以上はいたでしょうか。
石窯の調理というのは、薪などで、 石窯の内部の温度を上げて蓄熱し、その輻射熱の遠赤外線で調理するので、食材の芯まで熱が伝わることと、 ピザなどを入れたときにもオーブンなどと違って内部の温度が下がらないことが良いようです。
ですから、
イタリアンピザなどもサクサクのクリスピーにしあげるためには石窯を利用しているのです。
先程作った特性ピザソースを、麺棒で伸ばしたピザ生地の上にぬります。
十勝の美味しいナチュラルチーズや野菜をトッピングしていよいよ焼き上げです。
見えづらいですが、石窯の中でピザが焼かれています。
焼きあがる頃は真っ暗になっていて、石窯の中で赤々と輝くおき火がきれいでした。
焼きあがりました!
真っ暗な中、恐る恐るピザを食べて、感激しました!
うっ、ま~い!
写真は上手く撮れていませんが、とても美味しく焼きあがりました。
準備からここまでに4時間以上かかっていますが、だからこそ美味しいし、楽しいのですね。
暗がりの中に、みんなの笑顔が輝いていました。
私も2年前から自宅に石窯を作ろうと計画して、なかなか実行に移せなかったのですが、 そろそろ作り出そうと考えています。(でも、来年だと思いますが)
みなさんも、自宅に石窯はいかがでしょうか?
私が製作することになりましたら、HPの方にも製作の様子をアップして行こうと思いますので楽しみにしていてくださいね。
石窯は、魔法の窯です。
どんな食材も美味しく調理してくれますし、みんなを笑顔にしてくれます!